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PILOTの万年筆「JUSTUS」の戦略を知りたい

PILOTから万年筆の新商品「JUSTUS」が発売されました。
(以前にも存在していたらしいので、全くの新商品というわけではないようですが・・)

朝日、日経など、新聞広告も出しており、力を入れていることが伺えます。

JUSTUSのウリは、ペン先の硬さを自由に調整できることです。
新聞広告のキャッチコピーは「ほう、ペン先が選べる万年筆?」

万年筆が好きなユーザーの一人としては、
各社から登場する新開発の万年筆がうまく行くことを願いますが、
このJUSTUSは、どういう戦略で出してきたのでしょうか。
つまり、誰のどんなニーズにあてて、
万年筆をどう拡げようとしているのでしょうか。

「万年筆の硬さ」に関心が向くのは、
ある程度、万年筆を使っている人でしょう。
キャッチコピーの中の「ほう」という言葉も
万年筆を知っている人が「どれどれ?」というニュアンスのようです。

万年筆を使っている人は、自分の好みの「硬さ」があると思います。
気にしている人は、好みの硬さの万年筆を選んでいるでしょうし、
何らかの理由で硬さの使い分けが必要であれば、
その分の万年筆を持っているのではないでしょうか。

したがって、「硬さを自由に調整できる」ニーズが
存在するのかしないのか、よく分かりません。
個人的には、興味はあっても、
そもそもの書き味は?とか気になることもあります。

一方で、これから万年筆を使おうかと思っている人にとっては、
自分の好みや向き不向きが分かっていないので、
調整できることは安心感につながるかもしれませんが、
3万円という価格は、これから使いはじめる人には
ハードルが高いでしょう。

ということで、
この新しい万年筆が「買い足し、買い換え」需要狙いか、
「新規購入」による裾野拡大狙いなのか。
決して、万年筆の未来が明るいとはいえない状況の中、
万年筆をどういう方向に持っていきたいのか、
「この万年筆は、発明だ」というPILOTの真意を知りたいところです。
(一応、贈答狙いはあるようですね。
 贈る相手がどんな好みかを悩まなくていいということのようです)

さて、プラチナの3776センチュリーは、
その点、意図がわかりやすいと思います。
「スリップシール機構」の開発によってインクが乾きにくいことは、
使用頻度が低いと想定される新規ユーザーが、
乾燥というトラブルで万年筆から離れていく率を低くしている、
そして、、この機構を1万円のラインに投入している。
3776センチュリーは1万円という万年筆としては手頃な価格ながら、
立派なペン先がついていて、誰もが安心して買えます。

また、デザイン的にも、
ブルゴーニュ、シャルトルブルーなど、
スケルトン軸に積極的で、
たぶん、若い人にも受け入れられやすいのではないかと思われます。

といった具合に、3776センチュリーは、
裾野を拡げる戦略が鮮明に伝わってきます。

とりあえず、どこかで、
JUSTUSを試してみたいと思っています。
そこで、また感じるものがあるかもしれません。


「アンティーク」に目覚めたい

モノに対するこだわりが全くないわけではないにも関わらず、
飽きっぽい(よく言えば、新しいことをやっていたい)性格が災いしてか、
ふと気づいてみると、
「使い込んだ」と言える持ち物があまり見当たらないことに自分でもがっくりします。
(また、アンティークやヴィンテージに憧れつつも、いざ買う段になると、
 機能的なもの、あるいは最新で手頃な価格のものをついつい選んでしまっています)

とはいえ、「使い込む」ことを目的にするのも不自然ではあるので、
選ぶ時に、“気に入ったものを長く使う”により重きを置いてみるというのが
いいのかと思ってみたりもしますが、
(全然、思っていないわけではないんですが・・・)
使っているうちに、あれこれ改善点を考えてみたり、
実はこういう使い方の方がいいから、やっぱりこちらの方がいいだなと、
後になって気づいてみたり・・・
なかなか性分というのは直りそうにありません。

●アンティークに希望を見出す?

「使い込む」は自分の時間の積み重ねであり、過去の時間を取り戻すことは不可能ですが、
「アンティーク」は、他人の時間をありがたくいただくことであり、
この歳になってもなんとかなるかもしれないので、
ちょっと、気にかけてみたいなと思っているところです。

しかし、アンティークをよく知らない私にとって、
どこをどうすれば、そこにたどり着けるのかもよくわからず、
例えば、アンティーク家具をと思って、目黒通りに行ってみても、
とても高級な雰囲気のものか、私にはガラクタとしか思えないものの両極端だったりして、
気持ちにぴったりくるものになかなか出会えません。
マスプロダクトと違って、探す努力と眼力が必要なんだろうなあとはわかりつつ、
“効率的な踏み出し方”みたいなことを考えている自分はやっぱりダメだなあと思います。
まずは、たくさん見ることなんでしょうね。