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鉛筆を選んでみる:その6)ステッドラー WOPEX

WOPEX

ステッドラーが続きますが、今回はステッドラーの新しいシリーズで、
ちょっと変わった鉛筆、WOPEXを試してみました。

ステッドラーのサイトで、WOPEXの説明を見ると、

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■製造方法が従来とは全く異なる
芯、軸、塗料部のそれぞれの材料をチップ状に加工し、
最新の機械で細い棒状にし押し出し式に成型します。

■張り合わせ面がない
従来の鉛筆は、芯を木の板に並べ、上からもう1枚の板ではさんで接着し、
1本ずつカットし塗装している為、断面を見ると張り合わせ面があります。
ウォペックス鉛筆は押し出し式に成型しているので張り合わせの面がありません。

■約2倍の筆記距離
押し出し成型機械によって高密度に凝縮された芯は、
当社一般用鉛筆に比べて筆記距離が約2倍。

■ベルベットタッチの独特の塗装
チップ状のサーモプラスチックを加熱し塗装された表面は、手触りも独特で、
すべすべしているが軽く握ると指に吸い付くような新感覚のベルベットタッチが特徴です。

■森林保護認証地からの木材を使用
原材料に森林保護地からの木材と廃材を使用しています。
材料をチップ状にすることで、原材料である木を無駄なく使用しています。
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つまり、軸と芯を同時に成形するという製造方法のようで、
WOPEXの芯は軸と一体化しているもののようです。

使った印象も、普通の鉛筆とは異なります。
太めの軸、ラバーのような表面は持った時にしっくりきます。
また、重量も普通は4グラム程度なのに対して、
WOPEXは9グラムと倍も重いので、結構ずっしりしていますが、
私は、持った実感がしっかりして好印象でした。

書き心地も、普通の鉛筆とはかなり違います。
樹脂とか蝋で書いているような、
感触は微妙に柔らかさがあるのですが、
紙へののりは硬い鉛筆っぽい・・。
ちょっと違和感があるのですが、
これは慣れの問題で、使っているうちにしっくりくるのかもしれません。

また、HBと2Bの差を普通の鉛筆ほどは感じません。
書いている軟らかさはHBと2Bであまり変わらず、
書かれた線が結果として、2Bの方が気持ち濃いかなといった程度です。
それと、強く書いても、階調にあまり変化がありません。

特徴として書かれている「筆記距離が2倍」は、
減りが少ないので実感できます。
確かに、尖った状態が長く続きます。
ということは、外出時の利用に適してそうですね。

鉛筆の滑らかな書き心地を求めるとギャップがありますが、
使い方次第で、面白そうな鉛筆です。
近々、このWOPEXをベースにした新製品が登場するそうで、
楽しみにしているところです。
(パーフェクトペンシルのようなものらしいです)

以下は、満寿屋クリーム紙に試し書きしたものです。
WOPEXには、B、4Bはありませんので、HB、2Bのみとなっています。
(このサイズでアップしても差が分かりにくくてすみません)

試し書きWOPEX

【仕様(実測)】
<ステッドラー WOPEX>
 太さ:約7.4mm
 重さ:9g
<三菱鉛筆 Hi-Uni>
 太さ:約7.3mm
 重さ:4g