鉛筆を選ぶ:その3)ファーバーカステル Castell9000

faber-castell9000

第3回は、ファーバーカステルのカステル9000番です。
いま世の中にある鉛筆のカタチをつくったのがファーバーカステル社ですから、
まさに鉛筆の老舗によるスタンダード中のスタンダードが9000番ですね。

Hi-Uniと比べると全体的に硬い印象です。
硬度の基準が日本とは異なるとは思いますが、
それにしても、どの硬度も「硬さ」を感じます。
これは、お国柄とか、用途とか、国民性・好みの違いとかあったりするのでしょうか。

でも、硬いからといって、なめらかでないわけではない。
設計思想が違うのでしょう。

カステル9000とHi-UniのHBで、力の入れ具合を変えながら書いてみました。

階調
三角印のところが(私の)普通の筆圧で、
上に行くほど軽く、下に行くほど力を入れて書いています。
こうやってみてわかるのは、
カステル9000の方が、階調が繊細だなということです。
繊細な階調を保つためには、この「硬さ」が必要なんじゃないかと、
勝手に想像しました。
(あくまで私の勝手な想像です)
どちらがいいとか悪いとかではなく、
設計思想によって、それぞれの特徴が生まれてくるんでしょうね。

硬度(色の濃さ)的には、9000のHBは、日本の2Hあたりに近いのかもしれませんが、
だからといって、いくら硬度を揃えてみても、
同じ書き味にはなりません。
色の乗り方は近くても、9000のHBは硬くなめらか、
Hi-Uniの2Hはさすがにやや尖った書き味。
やっぱり、硬度表記はそれほどずれてないのかもなあと思ったり・・・

当然といえば当然なんですが、
今回書き比べをして、意外にも「違い」はあるなあと実感しているところです。

以下は、満寿屋のクリーム紙に試し書きしたものです。

castell9000試し書き

<とりあえずの結論>
筆圧をかけずに書く一般的に筆記には、4Bがよさそうです。
手許にないのでわかりませんが、
もしかしたら、3Bあたりがぴったり好みなのかもしれません。
今度試してみようと思います。

【仕様(実測値)】
<ファーバーカステル CASTELL9000>
 太さ:約6.9mm
 重さ:4g
<三菱鉛筆 Hi-Uni>
 太さ:約7.3mm
 重さ:4g


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